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2010年4月10日 (土)

「女系天皇論」の大罪

あらゆる面から、日本の“国柄”を壊していこうという動きが起きている。

その一つが、皇統の問題をどうするのかというものである。

Camkdyx9

「女系天皇論」の大罪

小堀桂一郎,櫻井よしこ,八木秀次:著

PHP研究所,2006

☆☆☆

“女系”を容認するか“男系”を貫くか。

これは天皇とはいかなる存在なのかという、天皇観を根底にした問題であると思う。

天皇とは所詮、“制度にすぎず”、他の何かと取替え可能な存在であるとする立場からは、女系もよろしいという結論になるのだろう。

この天皇観からは、2千年以上、125代にわたる継続性という“世界史上の奇跡”に対する、理屈を超えた“畏敬の念”が感じられないのである。

女系はならぬという言説に、近代的な女性差別の概念をぶつけてくるのは、いかにも左翼らしい手ではある。

女性天皇はならぬというのではない。女性天皇はたしかにいた。

しかし、十代八人とされる女性天皇も、すべて“男系”の天皇であったということ。

男系の皇位継承者というのは、父親が天皇か皇太子か親王かのいずれかです。つまり父方の血統で皇統につながる子孫が、男系の子孫です。女系の子孫というのは、父親は皇胤ではない男性で、お母さまが皇女であるということです。つまり、母方の血統でのみ皇統につながる子孫を指します。(P20,第一章 亡国の答申―「皇室典範に関する有識者会議」の大罪)

これまで父方の系統だけで祖先を論じてきたゆえに、女系の皇子を皇胤とは見なさないのだ。

これをどう考えるか。

母方の系統でも皇統につながれるようにして、新しい皇室の歴史を作っていけばよいと考えるのは進歩主義、左翼である。

これをやってしまえば、万世一系という神話は崩れる。理屈を超えた、歴史や伝統の重みが取り除かれた“天皇”という存在は、敬われるべき正統性を失うことになるだろう。

それこそが、共産党までもが女系天皇を支持していることの理由であろう。

まさに、Soft landingである。

暴力革命という荒業によって日本解体を果すのではなくして、日本が日本であることの特性、その象徴ともいうべき天皇への畏敬の念を失わせることによって、あらゆる変化に対する抵抗力を殺ぐことができると考えているにちがいない。

Kominternの積年の恨みが果されるというわけか。

チャンネル桜の【皇位継承問題を考える】という討論番組を見て、この問題は“左翼が望んでいることとは逆をやれ”という自分なりの結論に至った。

この討論に、笠原英彦(慶應義塾大学教授)という人物が出ているのだが、オレはこの御仁が、「政治学者というのは~云々」と語りだしたあたりから(↓の動画の22分頃)見せた態度に、強烈な左翼の腐臭を嗅ぎ取った。

この御仁、姜尚中と同じ臭いがするのだ。もちろん完全にオレの主観ではある。

冷静に(装い)、且つ紳士的な態度で静かに語る。しかし、その態度の奥に日本的なるものに対する“怨念”にも似た感情の渦巻きを 感じるのである。

この本の中で、櫻井よしこ女史がいみじくも仰っているように、今の日本は“無節操な商人国家になりさがった”というほかないのではなかろうか。

GDPや為替相場に一喜一憂しているが、日本は経済大国としての地位のためにすべてをかなぐり捨てるのか。

二千六百年以上の国史の中の、僅か百年にも満たない“経済大国”などという虚名のために、連綿と受け継がれてきた“国柄”をあっさり否定するのか。

これほどの長きに亘って、絶たれることなく続いてきた皇統というものこそ、日本人の美徳の象徴といえまいか。

天皇の血統を敬う民のこころと、その民を大御宝(おおみたから)とする天皇。

日本の国柄の象徴とは思わないだろうか。

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コメント

こんばんわです。
今の憲法学者らは、皇統の正統性を失わせるため、当世風に人権などという概念をもちだしてくるわけですね。
保守派と思われた、小林某にしてから、その論理ですからね。
愛子内親王の人権云々で、情緒的に世論操作をしようというわけでしょう。左翼のやり方ですね。
どっちつかずの無関心層を勢力に引き込むことができなければ、保守派は左翼に負けますよ。

あ、自分の書き込みにとんでもないもの発見w
継体天皇は「男児」でなく「男子」、すでに妻子もいる成人で、当時ローカル王でしたsweat01
この方のこともいろいろ謎が多く、手白髪皇女の子敏達天皇の前の2人の天皇(継体と、他の妻の子)にもいろいろ…
しかし、中央の意思ははこの男系男子と、最近の天皇の血縁である内親王との間の子にこそ皇統を伝えるべきだという強い信念があったことは間違いないですね。

こんにちわ(o・ω・)ノ))

>都に男系の親王がいなくなってしまった時、5代前までさかのぼって地方の男系男児を探し出し、

馬飼いや火炊きをしていた人まで探し出して皇統を繋いだとのことですね。その時代に血統を確認できるものがあったのか分かりませんが、すごい一念がそこにはあるのですから、先人たちのその一念を軽んじてはならないと思います。
非科学的な物言いになってしまうかもしれませんが、“祟り”が末代におよぶかもしれないと危惧しますね。
国土には、そこに生きてきた人たちの一念が染み付いているのではないでしょうか。侮ってはなりません。


経験なくても何とかなるなる!!ヽ(=´ω`=)ノ
ココって女が全部リードしてくれっからな!!!!
てか俺、マジでほとんど寝てるだけだったぞwwwww
http://murapon.net/oimo/s48zf8x/

天皇家の家系図を眺めるのがなんとなく好き、と言う程度の者ですが、確実に実在しただろうと思われる最古の天皇・継体天皇のあたりが興味深いです。都に男系の親王がいなくなってしまった時、5代前までさかのぼって地方の男系男児を探し出し、先代の内親王を目合わせ、その子どもまで何とかつないだ当時の群臣たちの「血」への、それも男系の血への強い執念。そして今に至るまで、女性天皇はいても、皇族以外の男子を父に持つ天皇は皆無です。
その原則を破ろうとした人間も何人かいますが、たとえば称徳天皇(女性)は道鏡を天皇にしようと画策し、不慮の病を得て亡くなりました。暗殺…とまではいきませんが、病に倒れた時に祈祷が行われなかったようなので、事実上死を望まれ、見放されたようです。
足利義満も、自ら「日本国王」を名乗り、自分の子を天皇に据えようと画策したようですが、これまた急死。
男系男子以外の者による皇位簒奪を許さないのが、日本と言う国なのだと思います。
悠仁殿下がいらっしゃるのでその代までは保障されたのも同然なのに、未だ女系天皇をあげる勢力がある。その心中は愛子様にあるようですが、それは皇位簒奪につながるのだということを、日本人は理解しなくてはいけません。

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