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2010年4月21日 (水)

イツロベ

Cimg0117 『イツロベ』

藤木 稟:著

講談社,1999

 △

不思議な小説で、評価がむずかしい。読むのに苦労はしないのだが、理解は出来てないから△にした。

出だしは引きつけられたのだが、途中から方向がややこしくなってきた。

アフリカのとある部族、ラウツカ族には、よく畸形児が生まれるのであるが、この部族ではこれをル・ルイと呼び、忌わしい物として森の奥に捨てられていた。日本から来た、医療団の間野は、ある日ジープを走らせていて森で迷い、偶然にもル・ルイを見てしまう。それはあまりにもおぞましい光景であった。骨の無い蛭子の群れであった。

間野はこれは遺伝病だと主張し、科学的に解決できる問題であることを説くが、現地の部族の者たちは呪術的に解釈していて、余所者がこれにかかわってはならないといって聞かないわけである。この部族は、他の部族とは絶対に婚姻関係を結ばないことからいっても、近親婚が重なりすぎたために起きている遺伝病であろうと考えられるのだが。

この問題をこのまま解決に向けて詰めていくのかと思いきや、方向が変わって、日本に帰国した間野がおかしくなっていくのである。どうやら彼には過去の封印されていた記憶があったらしいのだが、ややこしくてオレにはいまいち解読できない。

理解の一助として、著者がこれを執筆するにあたって参考とした文献を載せてみましょう。

【主要参考文献】

『カッコウはコンピュータに卵を産む』

クリフォード・ストール:著,草思社

『遺伝子の川』

リチャード・ドーキンス:著,草思社

『宗教とは何か』

八木誠一:著,法蔵館

『プサマカシ』

徳永瑞子:著,読売新聞社

『アフリカを知る事典』

平凡社

『アフリカをフィールドワークする』

梶茂樹:著,大修館書店

『アフリカの魂を求めて』

ヤンハイツ・ヤーン:著,せりか書房

『サファリへ行こう』

ヒサクニヒコ,JTBキャンブックス

『クレオール主義』

今福龍太,青土社

『心はどこにあるのか』

ダニエル・C・デネット:著,草思社

『知性はいつ生まれたか』

ウィリアム・カルヴィン:著,草思社

『図解人工生命を見る』

高間康史:著,同文書院

『インターネット5つの予言』

西和彦:著,ダイヤモンド社

『ゲノムの見る夢』

中村桂子対談集,青土社

『複雑な、あまりに複雑な』

逢沢明:著,現代書館

『ハッカーは笑う』

ケイティ・ハフナー、ジョン・マルコフ:著,NTT出版

『接続された心』

シェリー・タークル:著,早川書房

『世紀末の時限爆弾』

マイケル・S・ハイアット:著,文藝春秋

『脳と神経、気になる謎』

小長谷正明:著,講談社

『人工生命というシステム』

佐倉統・北野宏明:著,ジャストシステム

『進化するコンピュータ』

北野宏明:著,ジャストシステム

『感染するとはどういうことか』

中原英臣・佐川峻:著,講談社

著者は、いろいろ詰め込みすぎたのかも。

もう一度読み返せば読後感変わるかもしれないが。

  

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