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2010年7月25日 (日)

ソ連流交渉術71の原則

「ソ連流交渉術・71の原則」“赤いしたたかさ”の秘密を探る

森本 忠夫:著,PHP研究所,1986
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著者は元東レ取締役であり、戦後の対凶惨圏貿易のパイオニアとして70回近くにも及ぶ訪ソ経験を持つ。
ソ連が崩壊したとはいっても、国家としての意志を表現するに際して、そこにいささかの変化もないといってよいであろう。
よって、著者の指摘はいまだ有効であろうと思われる。
いったい露助の交渉術の特性とは何か。
ソ連流交渉術の最大の特徴は、最大限の国益を追求するための戦略上の決定的目標が、歴史的・地政学的に形成された過剰安全保障癖という戦術上の国民的警戒心によって支えられ、発現されるという点にあるのだ。この点を見誤っては、ソ連やロシア人の、国家ないしは民族としての思考様式(論理)と行動様式(実践)を正確に把握することはできないのである。(はじめに、より)
そして著者は、それが71の原則によって行われていると分析する。
第一章“力関係の原則”
第二章“分断の原則”
第三章“交渉者と能力の原則”
第四章“関心の原則”
第五章“リスク最小化の原則”
第六章“オブリゲーション転嫁の原則”
第七章“応答の原則”
第八章“説得の原則”
第九章“譲歩の原則”
第十章“四段階交渉の原則”
 
10項目に大別し各章で詳細に解説されるが、これを読む限り、著者はそうとうに厳しい交渉を経てきたのだろうと思う。
日本の政治家では勝てる気がしないわ。
敵ながら天晴れといいたいところでもあるが、領土問題も抱えていることからいっても、読後感は不快にならざるを得ない。

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