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2010年9月 9日 (木)

言葉を玩んで国を喪う

Cad8ssk8

『言葉を玩んで国を喪う』

井尻 千男:著,新潮社,1995

☆☆

チャンネル桜にでている、あの人である。

書かれていることが胃の腑にストンと落ちる本である。

道理の面から云っても、感情の面から云っても、心から「そのとおりだ」と思えたこと多し。

腐れ左翼、似非平和主義者の書くものには、心から納得のいくものは、まずない。どうしても、理屈だけで押し切ろうとしている感じしかしないのだ。

人間が理屈のみで生きているのなら、その発想も有効かもしれないと思うものも、ないではない。しかし、どう考えても人間は理屈だけで生きていない。理性のみではなく、むしろ情念が行動を規制している生物だと思うのである。

そうすると、ほとんどの平和主義者の主張する“対話”という教義を信奉する気にはなれないのだ。

保守主義者の言説は素直な感覚に根ざしているからだろうか、抽象的な議論で煙に巻かれたように感じることはない。そこが好い。 

平成7年の出版であるが、情況はあまり変わっていない。政治に関しては、この時よりも悪くなっていると思う。なにしろ、現政権は絶望的なまでに売国心旺盛な輩の集まりである。

腐れ左翼どもは、国力を削ぐような発言や政策を打ち出しながら、片方では福祉の充実で国民を守るだのと詭弁を弄する。そのくせ、国会議員が選挙の時にまともに国防を語らないのである。国民の生活を守るというなら、国防こそなによりも先に語らねばならないことではないのか。

しかし、この左翼どもにそれは望めまい。自らの信仰する社会主義の名のもとに、国柄を顧みることもなく、一からこの国を作り変えても構わないとおそらく思っているだろう。

人間が時間の連続を生きているかぎり、過去から完全に自由になれないように、あるいは文章を一行記したときから、次の一行がおのずと限定されるように、ネクタイ一本を選ぶ好みという美意識も、その人間の生きてきた過去と、いま着ている背広の色や形に限定されているのである。それに古来、人間にタイプ論があり、美意識に系譜論があるように、ものごとは拡散しているように見えながら収斂しているものである。(p28,言葉を玩ぶマーケッター)

歴史の必然という教義を信仰する左翼どもは、共産主義が破綻したことを認めない。あれは共産主義ではないという。理屈通りにいかなかったことを、革命が徹底していなかったためと考える。

人間はこうあるべきだ、という夢想をするのは構わない。しかし、まずその通りの振る舞いはしないものだ。

理性によって、常に最善の選択をする、なにものからも中立を保てる“人間”という存在を、抽象的思考の中で妄想することはできるだろう。しかし、そのような抽象的な“人間”を主人公にしていくら“平和”を描いてみても、必ず現実の人間の持つ“情念”の力によって、しっぺ返しをくらうであろう。

支那、朝鮮という、厄介な隣国を抱えていながら、憲法9条さえ死守していればよいという思考停止した政治風土。

9条を死守しなければ戦争になるとでもいうのか。米軍が駐留しているからこそ、手が出せないのだという、単純な力の論理が分からんのか。

米軍が居ることによって、かえって日本が攻撃対象になるというのが左翼である。いったい、いつから米軍は日本に駐留していると思ってるんだ。

最早支那なくして、日本経済は立ち行かない、支那の機嫌を損ねるようなことはすべきではないという。だが、日本が一方的に支那から経済的恩恵を受けているのか。

だいたい、なにか云ったら外交問題に発展するかのようにマスコミは煽るが、外交問題を抱えていない国など、どっかにあるのか。お互いに利害の絡むことだ、外交問題になるのがあたりまえではないか。

経済の国際化、相互依存関係が深まれば、それによって引き起こされる経済問題が直ちに政治的課題になるのは当然のことといわねばならない。経済自体がつねに政治を呼び寄せているとさえいえる。逆にいえば経済自体が完結した社会システムになったことなど一度としてなかったと考えたほうがよいのである。

にもかかわらず、経済学的思惟にどっぷりつかった日本人は、政治問題化した経済であっても、それが経済問題であるかぎり経済学で解決できると思っているようだ。換言すれば政治的思惟、政治的説得というものが、この世に不可欠のものだということを忘れてしまったようである。(p33,経済的思惟に限界あり)

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