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2010年10月26日 (火)

「9・11テロ捏造」説はこうして捏造された

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<9・11テロ捏造―日本と世界を騙し続ける独裁国家アメリカ
著者 ベンジャミン フルフォード
販売元 徳間書店
定価(税込) ¥ 1,680

読後感:×

陰謀論は嫌いじゃないから読んでは見たが、いくらなんでもそれはw、ってネタが多いなこれ。この御仁の著作を読んだのはこれが初だが、どうにも胡散臭くてしゃあないわ。

そもそも、この9・11が米国政府の陰謀と言っている連中の顔ぶれがw

コシミズ某、中丸薫とかってもう、信じるの無理だろうが。事実ならめちゃくちゃ面白いんだがな。

中丸薫に薦められて、9・11陰謀論のDVDを見て“真実に目覚めた”って言うのがw

これと合わせて読んだのが、奥菜秀次の「陰謀論の罠」。片方の言い分のみ聞いても判断しかねるんでね。

 陰謀論の罠 「9.11テロ自作自演」説はこうして捏造された

どっちかっていうと、奥菜本の方が納得しやすいな。彼が云うように、米国の国防機関って結構抜けてるんじゃないのかと思う。

冷戦に勝ったこともあってか、他の勢力を侮ってる気がする。

諜報活動の比重が、イミント(IMINT:Imagery)だの、テキント(TECHINT:Technical)だのと科学技術に頼りきっていて、ヒューミント(HUMINT:Human)を疎かにしているという指摘もある。

しかも、組織がご多聞に漏れず悪しき官僚主義となって、横の連携が取れていないとも指摘されている。お互いに縄張り意識が強いのだろう。

これは米国に限らず、日本でも似たようなところがあるんじゃないかと思う。

オレが陰謀論が嫌いじゃないという理由は、分からないことの答えを知りたいっていう、単純にそれだけだ。

その点、陰謀論ってのは分かった気にさせてくれるから楽ではあるんだよな。 この分かりやすさってのが危険でもあるわけだが。

ベンジャミン本も、信じかけたところがないではない。しかし、情報源がNetに偏りすぎな気がするんだなぁ。素人じゃないんだから、それ相応の取材ってものが必要じゃないのか?

 チェイニー副大統領がどういう人か知ってもらうためにも紹介すると、ワイオミングのティートン山脈にある軍の施設で、チェイニーは最も危険なゲーム、人間狩りにはまっている。

 そのゲームは、もともと軍人の訓練のために開発されたものだ。このゲームにはいろいろなやり方があったけれども、基本的に、女奴隷たちに逃げ道がないと思い込ませ、洋服を全部脱がせて裸にして、大きな柵の中に解放して、人間と犬で狩をして、見つけて拷問して犯す、というものだ。(p232,第5章 ブッシュ一族の犯罪と秘密結社,9・11テロ捏造より)

頭抱えちまうっつうの。居酒屋ネタにもならんだろこれ。

しかも、その根拠というのが被害者という女性の証言のみって。。。従軍慰安婦ネタと変わらんだろがw

まさにNetってのは、その素人でも情報発信できるという便利な媒体であるわけで、有象無象が跋扈する場でもあるってことは、Journalistなら弁えてないといかんのではないのか。

突っ込んだのは旅客機ではなく、軍用機だったとか?

よく分からん主張だな。テロルを自作自演するのに、軍用機使う理由ってあんのか?hijackと思わせるのに軍用機使うかね。朝っぱらから犯行に及ぶのにか?

それと、WTC7には航空機が突っ込んだわけでもないのに、倒壊したことが陰謀の何よりの証拠であるかのような言い分だが、奥菜本の指摘によればベンジャミンらは、米政府報告書が複数種存在していることを知らず、しかも、それ自体読んでいないというのだからどうにもならんだろ。

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なんつうか、これだけでかい事件で、尚且つ世界中に敵を作ってる(怨みと嫉みの対象になり易い)米国が受けた被害だけに、いろんな説が出るのもしゃあないわな。

気持ちは分からんでもないが、しかし、政府報告書なんて膨大な量で読んでられんとでもいうような言い分は如何なものかと思うがな。おたくらが面倒かどうかはおたくらの問題であって、事実関係とはなんの関係もあるめえよ。

奥菜氏曰く、「この世界は陰謀ではなく、陰謀論に満ちている」は、極めて常識的な判断であろう。

一応自分は、世界に陰謀がないとはいえないと思っている。これは、野望とか戦略と言い替えてもいい。

世界には、一般人には到底持ち得ない権力を持っている連中はいる。政財界の大物と呼ばれる連中には、それなりに勘違いした輩も現れるだろう。

要は、その特定の連中の思惑通りに事が運ぶほど、世界が単純かどうかってことだと思うのだ。

人間の欲望ってのは底が知れない。嫉み、怨み、嫌悪、怠惰、いろんな感情も逆巻くわけだが、その陰謀を企てた連中同士が一枚岩で居続けられる理由はない。裏切りや足の引っ張り合いもあるだろう。

そうなると、どう考えても予定通りに事が運ぶほど、世の中都合よくできているとは思えんのだよな。

まあ、興味は尽きないね、陰謀論ってやつは。とにかく骨休みとして読むぶんには、楽しめるわな。

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