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2010年12月16日 (木)

いい加減にしろ!外務省

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いい加減にしろ!外務省―国益、国民益を損なってまで、なにを守ろうとしているのか?

涛川 栄太 + 21世紀日本の外交を考える会 (著) ,ネコ・パブリッシング,2002

 涛川 栄太 1943年東京生まれ。立教大学経済学部経済学科・同大学文学部教育学科卒業。20年間の教師生活の後、現在教育学者、作家。新松下村塾塾長。「朝まで生テレビ」ほかテレビコメンター。長年ニッポン放送「テレホン人生相談」常任解答者をつとめる。「日本と世界の子どもたちを救う会」代表。新聞やオピニオン誌に好評執筆中。聴衆を爆発的に魅了する講演は、いま日本でもっとも実力、人気を兼ね備えた講師の一人と評価されている。また、カウンセリング教育相談では、悩める多くの子どもたちを体当たりで励まし続け、立ち上がらせている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

【 機密費流用・2島返還論・ODA・北朝鮮拉致疑惑・鈴木宗男・ロシアスパイ…。外務省には官邸、マスコミをも巻き込んだ、国家を揺るがす巨悪が隠されている! 外務省内にはびこるモラルの低下を指摘する。】

日本は一見、階級のない国のように見えるが、特権階級意識を持った連中は間違いなくいる。霞ヶ関の連中がそれであることは、彼ら自身も国民も認めているはずだ。

国会議員をいくら先生だのと云ってみたところで、所詮は選挙で落とされることもある身分である。しかもその“先生”とやらにしたって、元芸能人だのスポーツ選手だのと、到底政治も経済も知っているとは思えん輩が選挙で選ばれたっていう“だけで”、議員バッジを着けて歩いているわけだ。

超が付く難関を突破して官僚になった者たちからすれば、選ばれた方も選んだ方も“愚民”に見えるであろうことは想像に難くない。

況や、景気によっては倒産の憂き目にも遭う民間人などは、ゴミ同然であろう。何しろ身分が安泰というのは、とてつもない特権階級である。政治家も民間(財界人)も官僚に擦り寄ってくるのだから、笑いが止まらんであろう。

この官僚の選良意識が、国益を損なう諸悪の根源ということになろうが、それを云ってもはじまるまい。国民の意識がこの連中に階級意識を持たせているようなものであろうから。

子供に将来就かせたい職業の一位は公務員。子供が将来就きたい職業も公務員である。その頂点にいるのが国家官僚となれば、彼らが得意になるのも故なきことではあるまい。

<外交に関する国民の意識が外務省・外交官を変革する>として、著者はこう結論する。

ここまで腐敗しきった体制をうち崩すのは、たとえどんな逸材が現れようとも、個人の力では到底不可能なのだ。

一国のあり方は、国民一人ひとりの道義やマナー、いわゆるモラルやスピリットというものが反映されるものである。とすれば、外務省の改革を成し遂げるためには、われわれ国民が立ち上がらなければいけないのではないだろうか。

世の中の拝金主義を肯定し、「世の中こんなものだ」などと達観した人々のなかで、「いやそれは違う」と主張できるだろうか。国民一人ひとりが、日々の生活のなかでより向上心を磨く問題意識をもって生活することが大きな変革へとつながっていくのである。(p198,失われた武士道スピリットを取り戻せ!)

意識の変革というのがもっとも難しいところではあろう。

国家公務員の不正に憤ったことを述べる“大人たち”をTVの街頭調査などでよく見るが、そんな“大人たち”も我が子には公務員になって欲しいわけだ。結局のところ、旨い汁を吸っているのが“他人”であることが悔しいってことだろう。それ以上の気高い精神から憤っているわけではあるまい。この民度であるかぎり、日本国が官僚の害から免れる日は来ないであろう。

薄い本で、息抜きに読むにはちょうど好いと思っていたが、内容が内容なだけに不快であった。

興味深かったのは、著者は田中真紀子(当時は外相)を高く評価していることである。

オレはこの人物のシナ寄りな態度が好きではないのだが、それはそれとしても、外務省の膿を出し切ろうとした手腕は、もっと評価されるべきだったかも知れない。ある面では善くてある面では悪いと、全面的に善いという人は居ないというしかないのかもしれない。

もう一つ、鈴木宗男に絡んで、佐藤優について語られている件が興味深かった。

実は、鈴木の二島先行返還論はロシアの諜報工作だったという疑念がある。二島先行返還論のシナリオライターは佐藤優であり、オリジナルの作者はロシアである。(p85,第二章 日本人ならば、北方領土の屈辱を忘れるな)

鈴木宗男はカニの利権を持っているという。鈴木の関連会社はロシア無頼船籍の船も持っており、ロシア無頼の領海で操業しても見逃してもらえるというのである。他の会社の船ではこうはいかないというのであれば、何かあると見るのは自然であろう。その鈴木にべったりくっ付いていたのが、佐藤優であった。

ここで本当に知りたいのは、ロシア無頼が二島先行返還論を通したがっているのだとしたら、その意図は何かである。そもそも“先行返還”なるものは詭弁ではないのか? 本音は二島で手打ちにしてそれを餌に、日本から引き出せるだけ引き出そうとしているのではないのかと思えるのである。

鈴木と佐藤が本当に二島先行返還なるものを、国益に適うものと思っているでのあろうか。鈴木宗男が佐藤優を重宝したのは、背後にロシア無頼が居たからか。何故、鈴木の恫喝が他の政治家にも官僚にも効いたのか。

佐藤はロシア無頼の諜報機関とも繋がりがあったと見られている。その佐藤を通して、鈴木は貴重な情報を得ていたのかも知れない。この二人の関係は、裏を読まずにはいられないものがあるのは、事実であろう。

ノンキャリアのため、一生うだつがあがらない日陰の立場で終わってしまうはずの人間を、局長クラスでさえ一目も二目もおく主任分析官にしたのは鈴木氏である。 

一方佐藤氏としては、自分に目をかけてくれた鈴木氏に一身を捧げる気持ちになったのだろう。(p95,同)

推測ではあるが、人間の情の面を抜きにして人の行動を知ることはできまい。

佐藤優が鈴木べったりになってしまったことを、情の面から見ることが可能であるとすれば、外務省の悪しき体質に原因があるかもしれない。

恐ろしいことに外務省では、人間といえば上級職、一級、キャリアだけを指すそうだ。ノンキャリアは人間ではなく猿と呼ばれている。機密費詐欺で逮捕された松尾克俊元要人外国訪問支援室長もノンキャリアであり、彼の事件が明るみにでたときキャリアたちは、「あの猿が人騒がせなことをして」と嘆いていたという。要するに「われわれ『人間』には、いい迷惑である」というわけだ。(p95,同)

鼻持ちならん奴らだ。

しかしまぁ、李氏朝鮮時代の“両班”にも似たこの連中に憤ることも善いが、肝は国民の意識の変化にこそあると云いたい。気骨のある外交官が表れてくる土壌となるものは、国家の気風であろうし、それは国民が作っていくものであると思うのだ。

例えば日本は間諜天国であると云われる。これに腹が立たないのかってことである。これを本気で憤る国民の意識の高まりが見えれば、政治家も外務省も変わらざるを得なくなるのではないか。

実は、日本の法律には「スパイ罪」というものがない。完全に法律の不備である。世界中を見て、スパイ罪のない国がほかにあるだろうか。

ソ連は崩壊し、ロシアになったが、対日工作はずっと続いている。日本のロシア政策に影響を持つ政治家を何とか抱きこみ、情報を取り、日本の対ロシア政策をロシアにとって有利なものにしようと躍起になっている。

日本はこれでも主権国家といえるだろうか。独立国家と呼べるのだろうか。国軍も国家戦略本部もない。戦略会議を持つ内務省がない。スパイ罪もない。こんな国は独立国家でもなければ、主権国家でもない。スパイ活動やり放題の「スパイ天国」と呼ぶべきだ。(p101~102,同)  

スパイ防止法と国家反逆罪を成立させることによって、日本も国家としての威厳を少しは持つこともできようというものである。国家に威厳があれば、官僚の選良意識もちっとはマシな方向に向かいそうな気もするが。

ところでこのスパイ防止法に反対している糞どもがいるが、腐れ左翼どもは予定通りとして、カルト教団政治部はなんのつもりでこれに反対してんだ?

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