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2010年12月 2日 (木)

暗黒大陸 中国の真実

戦前の日本の行動を敢然と弁護し続け、真珠湾攻撃後には、反米活動の罪で投獄されたアメリカ人外交官がいた! 元上海・福州副領事が赤裸々に描いた中国の真実。1933年にアメリカで出版したものの完訳。

暗黒大陸 中国の真実

著者:ラルフ タウンゼント 販売元:芙蓉書房出版

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読後感:☆☆☆

物凄い本である。シナ人の救いようの無さを、これでもか!とばかり書きなぐっている。どの項からもシナ人への憤りが溢れ出してくるほどである。

この本が出版されたのは1933年の米国においてである。著者は何者か。 1931年上海副領事としてシナに赴任し、満州事変に伴う第一次上海事変を体験する。後、福建省の副領事となる。33年帰国し、大學講師のからわら著述と講演活動に専念する。親日派の言論を展開したことにより、真珠湾攻撃後は1年間投獄される。

この人物が稀有であるのは、この当時にシナの現実を冷厳に見つめていたこと、そして日本を評価していたことである。

いったい何故米国人はシナへの幻想を募らせ、そして反日となったのか。著者は、その理由が主にシナに渡った耶蘇教の宣教師たちにあると指摘する。

一九二七年から二八年、中国領土にいた八千人に上る外国人宣教師のうち五千人が退去させられている。どこへ退去したのか。日本である。しかし日本に避難したものの、日本人が好きになれない。可哀想な人間がいないからである。アメリカ人とは不思議なもので、可哀想だと思えない相手は好きになれない人種である。宣教師は特にこの傾向が強い。可哀想な人間を見ると、我が身の危険をも顧みず、救ってあげようという殉教精神が涌き上がるのである。だから中国人は全く有り難い存在なのだ。ところが日本は、ドイツに似て、規律正しく、町は清潔で落ち着いている。これでは宣教師の出る幕がない。だから宣教師に好かれないのである。(p170,第六章 宣教師の心)

それに加えて、日本人の愛想の無さもどうやら災いしたようである。有色人のくせに生意気だってことだろう。その点、シナ人は愛嬌があるということは、著者も認めている。

だが、それは相手を欺くことに長けているだけだということを、しっかり見抜いている。

この宣教師たちが、自分がどれほどシナ人に裏切られながらも、本国に対してシナでの布教が巧くいっていると嘘の報告をし続けたのだ。見込み無しと本当のことを報告したなら、支援の手が止まるであろうと怖れたためだった。 この嘘の報告によって、善意に満ちた(優越感を持ちたいのが本音だろう)米国人は、シナを米国並みの“理想と希望に満ちた国”に建設できると、ますますシナへの幻想と使命感を募らせたのであった。

序文にもこうある。

例えば、誰でもいいが外国人ジャーナリストが来ると、すかさず中国政府の高官と会見の場を設けられる。こういう待遇を受けて舞い上がらない人はいない。そこですっかり手玉に取られ、高官の言うとおりに、盗賊は根絶やしにしただの、共産主義は鎮圧しただの、公立学校制度が新しく導入されただの、あと少しで中国の統一が成し遂げられるなど、と手帳に書き込むのであるが、前から中国にいる人なら、こんな話は「法螺話」としか見ていない。真顔でこういう法螺を吹いて相手を納得させてしまうのが典型的な中国人役人である。(p8~9,著者の序文 一九三三年)

手玉に取られ、そして日本への憎悪をますます募らせていったのである。 しかし、シナで現実を見ている著者やシナへの幻想を捨てた現地の米国人たちは、日本を違った目で見ていた。

悲しいかな、その現地の声をジャーナリズムは米本国に伝えなかった。

中国の真実がなかなか伝わらない理由は単純明快である。説明するとこうである。中国に外国人が住んでいる。その中で中国の国情を把握している人を区分けすると三つに分けられる。ところが、いずれの人もいざ真実を述べるとなるとかなりの制約がある。三つの区分はこうである。

(一)宣教師 (二)民間事業家 (三)領事館員や外交管等の政府役人

最初にあげた「宣教師」たちは真実を話したがらない。なぜか。もし事実が知られると、今まで続いてきた援助が打ち切られる危険があるからである。次にあげた「民間事業家」たちも事実を話したがらない。なぜか。心証を害された中国人から不買運動が起こる恐れがあるからである。また、会社に罰則が課される恐れがあるからである。最後にあげた「政府役人」は在任中は外交辞令的なことしか言えない。厳重に口止めされているからである。したがって、現場にいて状況を最も的確に把握しているはずの人間が、事実上「さるぐつわ」をはめられ事実を述べられないのである。(p6~7,同)

いちいち引用していたらきりがないほど、シナの凄まじさを余すところなく書き記している本書は、中国五千年の歴史などという幻想によって眼を眩まされている人こそ、読むべきものである。財界人はなんとしても読むべきである。

各章の題目を挙げてみるだけで、暗黒大陸の凄まじさが知れようというものである。

第一章 光景

上海の乞食サンパンの群れ/中国を象徴する苦力/出まかせの嘘とポロリの本音/夜の上海/荒地から出現した上海は中国人の天国/協調より反目を好み共同作業のできない中国人/中国に暮らすとますます疑問が深まる/中国的貧困模様/チップを多く渡してはいけない/稼ぎのすべては食い物に/買い物ではお釣りを誤魔化される/同じモノサシは使えない/信頼できる者がいない/改革・進歩は幻

第二章 のどかな水田に隠された逆説

食糧供給に対して人口が多すぎる/『上海特急』/義和団事件/山東半島/揚子江を遡る/海賊対策/上海から海沿いに南下する/貨幣価値/荒涼たる景勝地/交通事情/飽食と餓死 

第三章 本当の中国人

苦力に見る本当の中国人/恩人を殺す苦力/人類共通の人情がない中国人/中国軍の強制徴用/中国人の特異性と残虐性/ユク神父の記録に残る、残虐極まりない話/残虐な死刑や拷問/拷問好きが高じて生まれた纏足/福州のコレラ騒動/本心から信者になった者はいない/病気、怪我に強い中国人/鞭で躾ける猛獣と同じ/政府に見放された癩病/ 追悼の誠がこもらない葬式/衛生観念がなく不潔極まりない/屎尿はどう処理するのか?/ 風呂にあまり入らない

第四章 中国的才能とその背景

複雑怪奇な性格と伝統./本当の中国人を知ることが対中政策改善につながる/歴史に見る中国人の変わらぬ気質/平気で嘘をつく/責任感がないから嘘をつく/嘘に振り回されるアメリカ領事/中国人は誠実で正直であるというのは大きな間違い/虚しい形式主義と面子/スポーツはもちろん、武を嫌う民族/敵の面子を潰すための自殺/金がすべての現実主義者/犯罪者の一族郎党を残酷に処刑する/現実離れした科挙制度/驚くべき忍耐強さ/学問不毛の国/金持ちの親戚にたかるろくでなし

第五章 進歩のない布教活動

口先だけの道徳/精神一到何事かならざらん/布教の活動の実態/不毛な布教の歴史/地味で研究熱心な宣教師/教会自体に問題あり/プロテスタントとカトリックの布教競争/ミッションスクールのからくり/宣教師の経済事情/宣教師にまったく感謝しない中国人/宗教観というものがない/知識人のキリスト教観/中国人はキリスト教を必要としない

第六章 宣教師の心

宗教に精神性を求めない中国人/入信させても無意味、かえって有害でさえある/国民党の監視下置かれるミッションスクール/排外的教科書で糾弾される宣教師/宣教師迫害の具体例/堂々と中国人と渡り合った二人の宣教師の話/学生に焼き討ち、略奪されるミッションスクール/幻影を抱かず現実に立ち向かった宣教師/虐殺されても中国人をかばう宣教師/写真による情報操作/領事の影の努力を知らない宣教師/世界最高水準の教育を受けながら思想家が出ない不思議な国/巨額の援助を不満とする中国人/民を思う指導者がいない/自虐趣味のアメリカ人

第七章 果てしない混乱 

混乱が途絶える日は一日もない/ビールの泡より早く消える愛国の士/現実を見る目がない宣教師/賄賂漬けで、愛国者がいないのが国家再生の最大の障害/世界市場類例のない中国の悲惨/蒋介石と宋一族/税関だけは正直な米英人を雇う/ユニークな人物あれこれ/いくつもある中央政府/食うために兵隊になるから命を懸けて戦わない/犠牲者は圧倒的に住民である/共産軍撃破情報の真相/匪賊の暴虐を目の前にしながら何もしない討伐軍や学者/金を見て消える愛国の情/兵隊にだけはなるな/盗賊のみならず政府軍も略奪する/あまりにもかけ離れた理論と実践/役に立たない警察/百姓を食い物にする悪代官/中国を映す鏡、福建省/腐りきった役人と軍隊/命の恩人のイギリス人に感謝どころか非難する孫文/自覚こそ立ち直りの一歩/大義に殉じる心がないから中国の混乱に終わりはない/国際監視機関をつくってはどうか/均衡のとれた混乱

第八章 阿片

欧米の麻薬製品制限協定/中国全土の路地から上がる阿片の煙/世界を欺く中国政府/アモイへの共産党の進軍も阿片獲得のため/解決策はない/阿片の歴史/阿片は中国人の国民性に合ったもの/阿片戦争の原因は外国人蔑視である/インドから中国へ阿片を持ち込まないことにしたが・・・・・・/阿片撲滅宣言の裏で稼ぐ軍と警察/中国が関わる東南アジア阿片事情/強力な権威で撲滅するしかないが・・・・・・

第九章 日本人と中国人

日本人と中国人/アメリカ人はなぜ日本人より中国人を好きになるのか/移民がもたらす日本脅威論/満州事変の背景/日本の大陸政策の背景/二十一ヵ条要求の背景/幣原宥和外交の恩を仇で返す中国人/ペテン師たちの排外運動/柳条湖の鉄道爆破/日本を非難し、中国人を弁護する宣教師/日本を非難し笑い者となったスティムソン国務長官/新聞が事実を伝えないから反日感情が高まる/第一次上海事変/民間人が多く死んだのには理由がある/最初の一発を撃ったのは中国軍と見るのが自然/軍艦を盾に賠償金を取った田村総領事/日本領台湾に憧れる中国人の行列/それでも変わらぬアメリカ世論/日本の満州占領に理あり/南京中央政府、またの名を国民党というやくざ集団/国民党の日本製品不買運動/満州国は三千万の中国人には天国である

第十章 アメリカ、極東、そして未来

中国とは国交断絶した方がよいが、できない/楽しい借金の踏み倒し/国務省よ、世論に従うだけでなく真実に目を向けよ/毅然とした態度を採れ/略奪魔を取り締まるどころか奨励する南京政府/千変万化の交渉術/結婚披露宴の祝儀を読み上げる/中国外交の危険性/労多くして功少なし/中国問題は日本にとっては死活問題/対中貿易は二パーセントに過ぎない/誇張されすぎる日本脅威論/アジアの問題児は中国/アメリカ企業は搾取していない。逆に人気の的である/南京虐殺は国民党に潜む共産勢力の仕業/パール・バックの偽善/事実を見て対中国政策の誤りを認めよ  

兎に角凄まじい。到底同じ人類が住んでいるとは思えぬほどのカオスっぷりである。こんな連中に幻惑された単純な米国に日本は叩き潰されたのかと思うと、英霊の方々が無念でならない。

これは決して過去のことではないのである。今も現に、日米双方の民主党及び、左派がシナに幻惑されている。もっとも、中には確信犯的に全体主義独裁体制を待ち望んでいる輩もいるかも知れんが。

本書の冒頭、一九九七年版の序文として、ウィリス・A・カート氏はこう述べている。

ところで、嘆かわしいことに、現今、どんなに立派な人物であっても、文化の違いを指摘する人には「民族差別者」というレッテルを貼る風潮がある。(中略) 民族間の違いを述べることができなくなる日が来た日には、完全な思想統制がなされてしまう。残念ながら、アメリカがそうなる日は遠くない。カナダ、イギリス、フランス、オランダ、オーストラリア等はすでにそうなっているようである。(p3,)

日本もそこまで来ていると見てよいだろう。地球市民主義、普遍的人権、耳辺りの好い言葉を並べて、体よく思想統制への囲い込みが始まっている。

一度与えた権利を取り返すのは困難を極めるだろう。単純に、数の論理からいっても日本人は分が悪いことを自覚すべきだ。 ますますシナ人に有利な時代が来ている。

自分たちは本国において、他国とは一切妥協せず独裁体制を維持しつつ、人口爆弾の投下によって“民主的に”世界をシナ化する方向に向かっていくのが、シナの戦略であろう。

シナ化した世界はどうなるであろうか。 著者のシナ観をもって語るとこうなるであろう。

破壊活動に苦しむのはなにも外国人とは限らない。中国人も苦しんでいる。なら、なぜ破壊行動をこれほど推進するのかと思われるかもしれない。国家としても経済観念がないからである。個人がいくら打撃を受けても、国全体としては何とも思わない。個人は自分の家計しか考えない。人がどうなろうと構わない。だから被害が広がるのである。お互い傷つけあっても平気だ。「仕様がない」と言うのである。生まれてくる。辛い目に遭う、虐げられて死ぬ。これの繰り返し。これが中国である。(p279~280,第九章 日本人と中国人)

砂粒の如くバラバラになった個人(市民)が、勝手気ままに振舞う砂漠のような世界となるか。個人と世界を繋ぐもの、中間組織としての国家を否定して、得られる世界がこれだとしたらたまったものではない。

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