« みずうみ | トップページ | ガス充填所で爆発 »

2011年6月 5日 (日)

暴走する地球温暖化論

 暴走する「地球温暖化」論 洗脳・煽動・歪曲の数々  暴走する「地球温暖化」論―洗脳・煽動・歪曲の数々

著:武田邦彦,池田清彦,渡辺正,薬師院仁志,山形浩生,伊藤公紀,岩瀬正則/出版社:(株) 文藝春秋/発売日:2007

読後感:☆

「地球は危ない」は本当か?頭を冷やして「環境危機」の真贋を見極めよ。アル・ゴアやIPCCの「不都合な真実」を突く。環境問題を真摯に、かつ楽観的に考えるためのブックガイド付き。 」

目次

1 人為的「地球温暖化危険論」への疑問(京都議定書の欺瞞—なぜ、消えた「地球寒冷化論」
マイクル・クライトンの問いかけ—環境テロリストが増幅する「恐怖の存在」
温暖化論化する社会—科学を悪魔祓いする恐怖政治
日本は環境先進国の誇りを持て—大失敗の環境政策
アル・ゴア氏は環境十字軍の騎士か—『不都合な真実』の“不都合な真実”)
2 エセ科学としての「地球破滅論」(ダイオキシン、環境ホルモン、遺伝子組換え食品、アマゾン消失…—“木を見て森を見ず”の環境危機論
アスベスト、BSE、浄水器、抗菌、虫捕り禁止…—“環境原理主義”にご注意を
途上国ぶるのは止めよ—「地球破壊」超先進国は中国なり)
3 リサイクルもほどほどに(回収するぐらいなら燃やせ—「家電リサイクル」百害あって一利なし)
環境問題を真摯に、かつ楽観的に考えるためのブックガイド

 胡散臭いったらありゃしない地球温暖化論。眉に唾つけて聞いとけってなわけで、割と好きな武田邦彦と、「前に読んだ本」が好かった池田清彦、そして態度のでかい文体が売り(?)の山形浩生らによる本書は、この問題を考える上での入り口としてお奨めである。

 地球温暖化って、科学的に自明のことであるかのような報道されているのが不気味でしかたないんだが、予想通り政治的な問題である可能性が濃厚でありますね。

 京都議定書。 日本人は自国の都市の名を冠したこの議定書に、妙な思い入れを持っているんじゃないか。日本が率先してこの義務を果たしていかなくてはならないというような使命感。

 奇妙な人種だ。

 京都議定書は、会議での合意に基づく国際協定である以上、まぎれもなく政治的な産物である。素直に考えてみよう。世界中を巻き込むような政治的協定が、五十年、百年先の予想に基づいて成立しているのだ。こんなことは、人類の歴史上未曾有の経験であろう。(p23,なぜ、消えた「地球寒冷化論」)

 とある。

 左巻き文化人は歴史の発展段階なるものを信じて疑わないようだが、なにやらこの問題も、そうなる(そうならなければならない)という説が信仰と化している感が否めない。これを読んでますますその疑惑は深まったね。

 人為的な産業活動が地球を異常に温暖化させるという仮説が的中することを前提とする。(同)

 「人為的な産業活動」ってとこがミソだな。産業活動を憎悪する思想が裏で腐臭を放っている感じがするんだ。

 やっぱりこの動きの背後でも、赤旗が翻ってやがるのかネェ( ̄ー+ ̄)

 ところで、日本人は「対決するのではなく、競争したがる」といって、幕末の日本に居た外人が不快感をもったそうだが、この環境問題に於いてもその習性をいかんなく発揮しているようだ。

 武田氏が面白い話を披露している。

 私の研究室の学生が、環境省に「IPCCの報告書には、南極の氷も北極の氷も、ほとんど海水面の上昇には関係がないと書いてあるのに、環境白書には地球が温暖化すると南極や北極の氷が融けて海水面が上がると書いてありますが、これはどういう理由からですか」と電話で抗議したところ、霞ヶ関の官僚は、「IPCCの長い英語を日本語に訳しているうちに、表現が逆になった」と言い訳をした(p106,大失敗の環境政策)のだそうな。

 時流に乗ったほうが無難と判断したのかしらん。ここは対決すべきところだろうに、またしても競争に走る気か?

 役所繋がりってことで池田氏の面白い話も。

 ぼくがこんなに好き放題しゃべれるのも、大学以外、どこからも金をもらってないからですよ。以前は環境省に頼まれて、生物多様性の調査で大英博物館やオーストラリアに行ったりしてたんですが、外来種問題について、「特に心配する必要はない、ブラックバスの駆除になんか税金を無駄遣いするな」と政府のやり方に文句を書いたとたん、声がかからなくなりました(笑)。(p196,“環境原理主義”にご注意を)

 まぁ、その発言が直接的な原因か不明だが、お役所には利権が絡むんで、さもありなんてやつですねぇ。

 

 山形氏の話にも興味深いものがあった。

 京都では温暖化問題に続いて、この前、水サミットが行なわれましたが、この問題では水資源保護の推進をしている環境運動家の中に、菜食主義者が多いことが影響しているようです。

 というのも、「牛を育てるには穀物が必要で、その穀物を作るには水を沢山使うので、これからは水不足に備えるために、肉食を控えて菜食に切り換えましょう」とマジにやっている。(p173~174,“木を見て森を見ず”の環境危機論)

 もう、なんつうか、妙な使命感に燃えちゃってる連中の頭を冷やすのが先だなと思うよ。

 なんか最近、ECOって言葉を聞くのも嫌になってきた。しかしゴミ出しの度に、云い付け通りに分別してる自分がいる。日本人だな~いかにも。

 意味があるんだかないんだが。recycleは「膨大な無駄の積み重ね」とか云うしさ。

 いわゆる地球に優しいとかいう触れ込みの商品ってのは、結局、それに使われている資源や生産時に消費する熱量等、総合的に見たら無駄が多すぎのようだ。

 善い事やってる気になってるってだけか。踊らされてんぞ、まったく。

 そうそう、“シナによる地球破壊はありえる”って云ってるねぇ。これでサヨクどもは、本書を読む価値なしと切り捨てるに違いない。

 いやいや、頭冷やすためにも読むべきだってw

« みずうみ | トップページ | ガス充填所で爆発 »

書籍・雑誌:☆」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/181624/40276517

この記事へのトラックバック一覧です: 暴走する地球温暖化論:

« みずうみ | トップページ | ガス充填所で爆発 »

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

最近のトラックバック

無料ブログはココログ