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2013年3月16日 (土)

戦勝国イギリスへ日本の言い分

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戦勝国イギリスへ日本の言い分

マークス 寿子:著, 草思社 (1996

読後感:✖✖

 【昨年(’95年)の春から、英国のメディアは戦勝50周年記念を前にして、日本叩きに燃え上がった。1995年8月、安易な「謝罪」が招いた日本たたきに対し日英の和解を求めひとり反論を試みる。著者は英国の高級紙「インディペンデント」の求めに応じ反論した。日本では報道されなかった日英間の危機の報告。】  しかしまぁ、あれですな、向こうの人間ってのは自分のやられたことは絶対に忘れませんな。著者のこの反論が向こうさんにどう、受け止められたのか知りたいところだな。

 95年ったら、阪神淡路大震災が起き、さらに地下鉄でオウムがやらかした年だよな。日本のMediaは日本で報道すべきネタの多い年だったからか、海外でこんな日本叩きが起きてたなんて取り上げなかったんだな。

 オレ常々思うんすけど、在外邦人の方たちって神経症にならんのですかね。事あるごとに差別されるでしょ日本人は。まして戦勝国の方に行っちゃうとね。

 この人もさすがにうんざりしたようで。

 多分、てかまったく通じないでしょう、日本人的感覚って。自国の軍人に食わせるだけの食料にも事欠き、前線への補給もままならない状態でどうやって捕虜を“手厚く持てなせる”んだ?、と。ましてや自決上等?の日本人と違ってあちらさんは勝ち目ないと見るや、白旗バンバン挙げて投降してくるわけでしょ。

 でも通じないんだろうな。なら降伏しろって話だろ。そんな状態で、いつまでも勝ち目ない戦いダラダラ続けて無駄に被害を拡大しやがって、と。

 日本人の死生観と欧米人の死生観の違い。これがあの戦争の被害を絶望的なまでに拡大させた遠因でなかったか。

 自殺を罪と考え、理性的行動を尊重キリスト教文化のもとに育った人間にとって、助かる生命を自ら破壊するのはファナティズム(狂信)であり、狂信は最も忌み嫌われるものであった。狂信者を理性で判断することはできない。日本人を西欧人の基準で考えることはできないというのは、必ずしも人種差別ということではなく、戦争を通じて多くの西欧人がもった認識であった。西欧人が日本人を「野蛮」(savage)と言う時の意味は、キリスト教に馴化されていないという意味である。(p120,第八章 原爆投下と戦争犯罪)

 「戦争と人間の風土」っていう本だったと思ったが、日本人と西欧人の戦争観の違いの根本に死生観の違いがあると云っていた。西欧人は戦をスポーツ感覚としてやってるように見える。捕虜になることは恥でもなんでもないんで、むしろ生きてこの場をしのいで、後の戦に備えるのだという感覚。西欧人と対等に渡り合っていくのは、屹度シナ人の方がうまいだろうな。

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