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2016年7月

2016年7月16日 (土)

悪の論理で世界は動く

〝悪の論理″で世界は動く!

奥山 真司:著

読後感:△

大げさな題目だが、別段、目新しい視点はない。

「WWⅡ後の日本は独立国ではない」 「日本が独立するにはどうするべきか」 主題となっているのはこれだが、日本は独立国とは程遠い状態にあるのが事実として、独立すれば今よりもこの国がよくなると考え得る根拠がない。

地政学的に云って日本が取りうる選択肢は、独立かこのまま米国追従、最悪Chinaの属国と、この三択しかないという(ロシアとの関係を築くという選択肢はないようである)。

常識的に云うと米国追従だが、相対的に米国の覇権が低下している情況では(本当に米国の国力が弱まっていると云えるのかは疑問だが)日本も共倒れになる。

落ち目の合衆国を支え続ける負担に日本が耐えられるかという問題。 かといって日米同盟を止めればChinaの属国という、云わば脅しではある。

日米関係には「同盟」があり得るのに、日中関係には「同盟」はなく、あるのは「Chinaの属国」だけというのも保守論壇に共通の見解だ。民主化されていないChinaとでは、まともな関係は望めないと考えるのも仕方ないか。

一番、日本人として理想なのは、真の「独立」なのだろうと思うのだが、国防という視点を無視できないならば、米国追従よりも負担が増すだけという見方もある。

しかも合衆国としては、日本に原爆投下という負い目もあるだろうから、日本が同盟を捨てるとなったら、当然仮想敵国として想定するようにもなるだろう。 世界一の軍事力を持つ合衆国と、それに追いつけとばかり軍事拡張を続けるChinaとの板挟みで、どう「理想てきな独立」ができるかだ。

畢竟、Chinaの民主化を促すしかないだろうが、道遠しである。

私の現在の認識では、「この道しかない」と米国を支え続ける姿勢をとっているのが一番愚かしいと思っている。 どっちつかずの態度で双方を焦らしつつ、双方から最大の利益を引き出すという手を使うのが一番政治的には利口ではないかと思うのだが、それをやれるほどの政治力があれば苦労はしないか。

ともあれ、改憲勢力が政権を取っているうえに、それが米国追従となれば、合衆国の負担軽減のための手を打つのだろう。創価学会が政権にいる限りなんでもやれるだろう。

無党派層は政治に期待していないのだろうが、投票しないということは、日本の行く末を創価に委ねるということであることを認識したほうがよい。

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